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墓石と決闘

1967年/アメリカ/102分
ジョン・スタージェス監督/ジェームズ・ガーナー、ジェイソン・ロバーズ
★★★★★ ★★☆☆☆

1881年、アリゾナ州トゥームストーンのOK牧場で保安官ワイアット・アープ(ジェームズ・ガーナー)とその兄弟ヴァージルとモーガン、ワイアットの友人ドク・ホリディ(ジェイソン・ロバーズ)の4人は、アイク・クラントン(ロバート・ライアン)一味と銃撃戦を行い、兄弟2人が負傷したものの、相手の3人を撃ち倒した。しかしアイクは逃走して体制を立て直し、闇討ちでヴァージルを半身不随に、モーガンを殺害する。連邦保安官に任命されたワイアットは、アイクたち5人の逮捕状を取り捜索隊を結成。ドクとともにアイク一味をメキシコまで追い詰めていくが・・・。
1957年にバート・ランカスター&カーク・ダグラスの二大スターの競演で『OK牧場の決闘』を大ヒットさせたジョン・スタージェス監督だが、その勧善懲悪の内容には必ずしも満足していなかったようだ。そこで監督は地味目の俳優を起用し、決闘の後日譚としてのワイアットとアイクの確執と対決を、「史実に基づく物語」としてリアリズムに徹した作風で描いた。
1940年代後半から50年代に最盛期を迎えたアメリカ西部劇は、60年代に入って衰退。マカロニ・ウェスタン(1965年『夕陽のガンマン』など)やアメリカン・ニューシネマ(1969年『明日に向かって撃て』など)の登場で新しい時代を迎えるが、そんな作品群の中でも、本作は堂々たる正統派西部劇として異彩を放っている。
当初は法による解決を目指した正義感ワイアットだが、肉親を殺されて復讐の鬼と化し、15人殺したという無法者のドクに「お前は保安官じゃない、立派な人殺しだ」と言われながらも、法と正義に依らず、自らの銃で一人また一人と殺していく。
もと医者ながらアルコール中毒で結核病み、余命幾ばくもないドクを演じるジェイソン・ロバーズがシブイ。入院したドクをワイアットが見舞うラストシーンは、短い台詞の中に男と男の友情が溢れていてとてもヨロシイ。『荒野の七人』や『大脱走』のような華やかさはないが、スタージェス映画の最高峰かも知れない。

https://www.youtube.com/watch?v=8yaWSeG0Mgk
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2019-08-14 : 映画 :
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